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鹿児島・南九州の特産品や工芸品を取り扱うオンラインストア、ちよはち商店のブログをご覧いただきありがとうございます!
今回は、錫の話題を取り上げたいと思います。
錫を材料に使った製品について、時々インターネット上で「錫に毒性がありますか?」という質問を目にします。
答えは「(適切な製品を適切に使用している限り)毒性はありません」ということになります。
日本で販売されている日本製の錫器は食品衛生法に則って作られているため安心してお使いいただけます。
もし毒性があるのであれば、錫を使った製品、例えば錫器を販売することはできません。
寧ろ、錫は非常に特殊な素材なので、空気中でも水中でも錆びないため、有害な物質が水の中に溶け出すこともありません。ですので、非常に安全性が高いといえます。
ただし、錫器を使用するうえで注意していただきたいことはあります。
注意点 1:火にかけない
錫は融点が低く、摂氏約232度で溶けてしまうため、直接火にかけることはできません。錫の酒器やタンブラーで50度程度の熱燗を飲む程度であれば全く問題はありません。
ただし、錫の皿などに揚げたての揚げ物など極端に熱いものを盛り付けるのは避けたほうが無難です。
注意点 2:電子レンジで加熱しない
注意点1と理由は同様です。高温で溶ける可能性があります。
注意点 3:海外製の錫製品を使用しない
海外で製造されている錫製品の中には、錫の純度が低く、鉛が含まれている危険性があります。マレーシアなどで売られている錫製品の中には食器として使用しないようにと表記されていることもあるようです。
日本国内の場合は、純度が高く、鉛などの不純物が含まれていない錫が錫器の材料に使用されています。錫器を購入するときは日本製のものを選ぶようにしましょう。
今回は、錫の毒性と、錫器を使用する際の注意点という内容でお届けしました。
錫器はお手入れがしやすく、見た目も華やかで、日常に彩りを与えてくれるものです。ぜひ適切に使用されて、一日頑張った体に冷えたビールや冷酒などで癒しを与えてみてはいかがでしょうか。
当店の薩摩錫器の商品ページへのリンクはこちら。
また、当店の公式noteもございます。気になった記事をぜひ読んでみてください。
(リンク:ちよはち商店公式note)
参照URL
・https://www.satsumasuzuki.co.jp/?mode=f6
・https://sake.science/錫の特徴と毒性
・https://www.etena-shop.com/blogs/blog/about-the-safety-and-toxicity-of-tin?srsltid=AfmBOoqGAesSOGa_uLGUnJD_s6AoKQsc3JVbhB28q79XNHXSu1q0YFTq
・https://suzuemon.com/?mode=f37
・https://www.twellv.co.jp/program/tabi/sushi/article-sushi/sushi-article-023/